M&Aを分かりやすく解説

M&Aは英語で言うMergers and Acquisitionsの略で、企業の吸収や買収、合併などを意味します。

どちらの事例にしても、会社側から見ると会社のオーナーが変わる事がほとんどですが、従業員はどうなるのでしょうか。


吸収や合併がされる前の会社の業績が悪い場合、会社を再建する為にもリストラで社員が解雇される事はありますが、そうでない限りそれまでの雇用条件が引き続き継続する事がほとんどです。

なかには、M&Aをきっかけに、職務が変わる事などを理由に退職する社員もいるでしょう。


良くあるのは、M&Aに際して企業の部署も吸収合併や、あるいは全く新しい部やセクションが創設され、それに応じて配置換えや職務変更が行われる事です。

新しい企業グループ内での転勤もあります。

新しい企業側が待遇を下げたり就業環境を極端に劣化させない限り、継続して働き続ける社員がほとんどです。

企業としても、M&A直後に多くの社員が流出する事は、貴重な人材を失う事でもありますので、一般的には避けたい現象なのです。


ですから、前の企業の財政状態が悪くない限り、急にM&Aの発表が会社からあったとしても、動揺して離職しない方が良いでしょう。

しかし、以前から転職を考えていた人に取っては、離職を切り出す良いきっかけになるかもしれません。

企業サイドとしては、このようにM&Aは社員を大変不安にさせるものだ、と言う事を肝に銘じておきましょう。

発表のタイミングによっては、思いもよらなかった人材を失う事にもなりますので、慎重に行いましょう。

とくに吸収合併後の待遇に付いては極力変更無いようにする事が大切です。

もし新しい部署などの創設で、主要な社員のステイタスが変わる場合は、その社員に適した職務、地位になるよう、最新の注意を払う事が大切です。


たとえ待遇が良くなったとしても、社員によっては向いていない職場に配置換えされた事で、フラストレーションを感じたり、ひいては転職を考えたりするものです。